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セキセイインコの病気①/疥癬症・そのう炎

鳥は病気を隠そうとして、元気なふりをするといいます。

それは、野生下では弱い者が切り捨てられていくからです。

飼い鳥も、同じように元気なふりをしますが、人が注意深く見守ることで、わりと早い段階で異変に気づくものです。

今回は、セキセイインコの病気について紹介したいと思います。

もしかして……と思うことがあれば、早めに病院に連れて行ってあげてください。

疥癬

写真は病気の子ではありません

疥癬症とは、鳥の皮膚に寄生する「トリヒゼンダニ」というダニが原因で起こる皮膚病です。

口角、ろう膜(くちばしの上の盛り上がった部分)目の周り、足などが白いかさぶたのようなザラザラしたものに覆われていきます。

特にセキセイインコに多い病気です。

かゆみを伴うため、足でかいたり、止まり木にかゆい部分をこすりつけたりします。

顔周辺にできた場合、見た目でわかるので気づきやすいです。

放っておいても自然治癒はありませんので、病院で治療を受けてください。

そのままにしておくと、衰弱死することもありますので注意しましょう。

我が家のセキセイインコも、ろう膜の上部にできました
早めに病院に連れて行ったので、2回で治りました

治療方法は、耳かきのような金属の棒で患部をこすり取り、顕微鏡で観察します。

寄生数が少ない場合は見つけることができない場合もありますが、表面の症状で判断し、治療に入ることもあります。

トリヒゼンダニに有効な、イベルメクチンなどの薬を皮膚の表面に垂らす、経皮投与が一般的です。

うちの子もやってもらいました
注射じゃないので、痛みはありません

一度の投与で、卵が死なない場合があるので、日にちをあけて複数回治療する場合があります。

ダニが死滅すると、自然と元のきれいな皮膚に戻っていきます。

複数の鳥を飼育されている場合は、互いに毛づくろいをするような場面をさけるため、治るまで接触をさけるようにしましょう。

1回目の治療にかかった金額は、初診料2,000円/皮膚検査1,000円/処置料(経皮投与)1,500円の合計4,500円でした

2回目の治療は、念のため感が強かったのですが、再診料800円/処置料(経皮投与)1,500円の合計2,300円でした

そのう炎

写真は病気の子ではありません

写真をご覧ください。

この子は元気いっぱいの健康なセキセイインコですが、胸のあたりが盛り上がっているのがわかりますか?

胸を張って凛々しい感じに見えますよね。

このあたりに「そのう」という器官があります。

この器官は、食道と胃をつなぐ、食べ物の一時貯蔵庫となります。

ここで水分と混ざり合い、やわらかくなって胃に少しずつ送り出されます。

自然界では、外敵から身を守るために、素早く食べて安全な場所で少しずつ消化されていく仕組みとなっています。

飼い鳥でも、もっとゆっくり食べればいいのにと思うのに、バクバク食べる子がいます。

本能ですね。

このそのうに炎症が起きるのがそのう炎です。

おもな原因としては、細菌や真菌(カビ)、原虫の感染になります。

セキセイインコが頻繁にあくびを繰り返したり、口の近くでにおいを嗅ぐと、嫌なにおいがしたりします。

また、嘔吐や水を頻繁に飲むこともあります。

異常繁殖した菌は、胃や腸にも影響を与え、下痢などをする場合もあります。

そのう炎の検査は、まず触診。

そのうの大きさや硬さ、異物の有無などを触って確認します。

次に専用の器具を使って、そのう液を採取し、顕微鏡で原因菌を見つけます。

場合によっては血液検査も行い、全身の健康状態を調べることもあります。

治療方法は、原因となる菌に合った抗生剤、抗真菌剤などを投与します。

予防するには、ケージ内を清潔に保つこと。

床に糞がたまっていたり、野菜の切れ端が落ちていたりしたら、その都度きれいにしてあげるのがコツです。

我が家では、掃除しやすいようにキッチンペーパーを敷いていましたが、それに興味を持ってビリビリに破く子もいました💦

放鳥時も、手の届くところに人間の食べもの、鳥のおやつ(古いもの)などを放置しないようにしましょう。

我が家では、そのう炎で治療を受けた子はいなかったのですが、今思えば頻繁にあくびをする、嘔吐、水を頻繁に飲むということはありました。

もしかしたら、そのう炎だったのかもしれません。

この記事を書くまで、そのう炎について詳しく調べたことがありませんでした。

やはり、いろいろな病気について知っておくべきだと反省しています。

今後も不定期ではありますが、ふたつずつくらい紹介できたらと思っています。

それではまたお会いしましょう。